2017年8月19日土曜日

クビアカツヤカミキリの強い繁殖能力が脅威にどう立ち向かうのか


クビアカツヤカミキリムシ(外来種)の特徴は

首元が赤く艶がある。カミキリムシの一種だが国内種でなく

中国から来たとされている。



主に桃、すもも、桜、梅の木が枯らされている現状。


発見された場所:愛知県、徳島県、埼玉県、大阪府、東京都



このクビアカツヤカミキリムシの繁殖能力が脅威!

なんと1回の産卵につき300匹を産む(通常は100くらい)。


見つけたら駆除したいのですが、見つけたときには時すでに遅し。




なぜならクビアカツヤカミキリムシは

卵は孵化しても木の外には出てきません。

なので、木の見た目は変化なくまったく気付かないのです。


そうして2年という長い年月を木の中で過ごし

内部から徐々に侵食して枯らしていくのです。


こんな現象が見えたらすでに侵食されている


木の根元に「木の粉のようなくず(フラス)が落ちている」

しかし、これといって対策がなく手をこまねいている状態の様です。



  • 成虫になってから木から出てきたところをネットで捕獲する。
    捕獲時は強烈な臭いを放つ(すっぱい臭い)
  • 被害を拡大させないため害虫にやられた木を切る。





果樹園農家を苦しめ、食生活を脅かし、桜を愛す日本人にとっても
危機的状況にあります。


一匹カミキリムシを見つけてしまったら、周辺の木はすでに侵食されて

いる恐れがあり、丹精こめた木々の復活はできず、農家をたたむ事になっているそう。



駆除に立ちあがる人々「クラウドファンディング」

成果のある捕獲、駆除方法がないままでは、

クビアカツヤカミキリに木々達が枯らされてしまう!

ということで


徳島県立農林水産総合技術支援センターは

クラウドファンディングで支援金を募っていました。


プロジェクト内容

  1. ボランティアを集め人海戦術でクビアカツヤカミキリを捕獲する。
  2. フェロモントラップの為の研究(フェロモンでおびきよせ捕獲するため)。


OTSUCRU[おつくる]
https://otsucle.jp/cf/project/save-sakura.html#side

日本応用動物昆虫学会
http://odokon.org/archives/2017/0519_0001.php





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